モーラー奏法で使う回転について

ドラムを演奏するときに、モーラー奏法では回転運動を使います。
もちろん、モーラー奏法だけが回転運動を使うわけではありません。
身体の動きの理にかなった動作が回転運動であるため、海外のドラマーの多くの方が回転運動でドラムを演奏しています。

回転運動によるエネルギーの伝わり方

モーラー奏法ではどのような回転運動をするのか?

エネルギーの伝え方は厳密にいうと足からです。足から波を送って、流体を使って…という話をいきなりしてしまうと、理解に苦しむ方が多く出てくると思われるので、今回の記事では腕の話をさせていただきますね。

回転の始まりは肩から始まる

30代~60代のドラマーの方々の中には、『大幹はブレてはいけない』と教わった方、学んだ方もいらっしゃると思いますので、演奏とか見ていても肩を意図的に動かないようにしているのを見かけます。

でも、回転運動を使うモーラー奏法では肩を積極的に動かします!

というか、腕から先の部分の話をするならば、肩から回転を始めます。
肩甲骨を前にスライドする感じですね。

肩幅に足を開いて、楽に立って、手の甲を手の甲が内側を向くように回してみてください。
その方の回転を使います。

スティックを持つと上手くいかなかったりするんですよねぇ~

肩の回転に続いて、腕が回る

当たり前のことですが、肩と腕は連動して動きますので、肩を回せば自然と腕が回ります。
スティックを持ってしまったり、腕の変なところに力が入ってしまうと、うまく肩を動かせなくなって

『えっ?どうやって肩を回したらいいかわからない』

とう状況に陥ります。
なかなかやっている本人はわからないんですよね。
特に、スティックを握る力が入り過ぎていることに気づけない人が多いです。
なぜなら、ショットの瞬間にスティックを握るように練習している人が多いからですね。

スティックを握った瞬間に上腕の筋肉は収縮しますので、ご注意くださいね。

細かいコントロールを指の回転で

指の回転といってもなかなか伝わりずらいかもしれないのですが、スティックを転がすような感じです。

これも、スティックを握っていると思ったように転がせないです。
マッチドグリップやフレンチグリップとグリップを固定してしまう考えの方もこれは難しいかなぁ?

ちなみに、8beatのハイハットを叩く際に、アップダウンとかされる方もいるかと思うんですけど、アップダウンの音のニュアンスは指だけでもできます。

むしろアップダウンで強弱しかつけてない方は、アップダウンのニュアンスが出にくいんじゃないでしょうか?

抑揚が無いハイハットワークになってしまっているのを気にされている方は、スティックの持ち方を意識的に変えるのを試してみてくださいね。

このように、腕から先の回転運動は

肩→腕(肘)→手→スティック

という流れでエネルギーが伝わっていき、ドラムの音を鳴らします。

回転運動でドラムを演奏する理由

なぜ回転運動を使わないといけないのか?
海外のトップドラマーの動きは回転運動を取り入れているのか?

回転運動の利点としては

  • 遠心力のエネルギーをドラムの音に反映させられる
  • 円運動の動きを使って、ドラムからの反動を逃がすことができる
  • スネアからタムや、フロア、シンバルへの移動が楽になる
  • 人体の身体の動きの理にかなっている

少なくとも、上記の4つの事は言えます。

音量に反映させるのは結構簡単だと思うんですけど、反動を逃がすのや、移動に利用するのはちょっとコツを知ってないと難しいかもしれないですね。

移動に関しては、回転を使ってできても音に反映されなかったりすることもあるので、重さの使い方も知っていないといけません。
重さの話はまた別の記事で紹介させていただきます。

回転の動きを取り入れる中でも、僕が一番大事だと思っているのは『人体の身体の動きの理にかなっている』という点です。

トップドラマーの方でも、ドラムを叩くときだけ日常と違った体の使い方をするわけではないのです。
物理的な動きの考えで、国内の教則本やレッスンで直線的な動きを学んだ方もいると思いますが、ライブ1本少なくとも30分以上の演奏を行うには負担が大きいのです。

ライブが終わった後はいつも筋肉痛だ!とか早い曲をやったときに足がつっちゃった!とかたまに耳にするときがありますが、それではドラム演奏に集中できないのはもちろん、周りの音まで意識が行かないですね。

ドラム演奏するだけに一生懸命になってしまっていると、バンドアンサンブルに気が向きません。
音楽を楽しむことができなくなってしまいますよ?

生徒さんや音楽を楽しんでいきたいと思っているドラマーの方々には、せっかく楽器をやるという選択をしたのだから、もっとアンサンブル全体を楽しんでもらいたいと思っています。

身体の使い方を見直すことで、今よりもっと音楽を楽しめるようになるといいとおもいませんか?

今回は回転動作について触れてみました!
ちょっとドラム中級者以上向けの内容になってしまったかもしれないですが、初心者の方も意識してみてもいいと思いますので、ご参考にしてください!

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