どうも。東京・仙台ドラムレッスン講師の西川です。
最近ドラム初心者の方の新規のお申込みが多く、ドラムを始めるにあたって、何からやればよいかわからないという方を多くお見受けしますので、かんたんにポイントをまとめてみようと思いました。
ネットで検索すれば、いろいろ情報が載ってますが、そもそも何で検索したら良いかもわからない状態かと思いますので、そんな方の参考になりつつ、調べてるうちに「ドラムを始める事」にわくわくしていただければと思います!
まずは楽器を知ろう!
演奏する楽器!つまりはドラムですね。どんな楽器かを知るのは第一歩ですね。
ドラムはひとくくりに「ドラム」と呼ばれてしまいますが、いくつかのドラムやシンバルが組み合わさって、「ドラムセット」というのが本来の名称です。
そう。セットなのですよ!
左の図だと
- ハイハットシンバル
- クラッシュシンバル ×2
- ライドシンバル
- スネアドラム
- バスドラム
- タム
- フロアタム × 2
といったセット内容になりますね。
もちろん、全部の名前がわかっていた方が良いですが、最初に一生懸命暗記しなければならないというわけではありません。
続けていくうちに自然と覚えていきます!
ただし、一番よく使うものとしてハイハット、スネア、バスドラムというのがありますので、この3点は覚えておいた方が話が早いと思います。
鳴り物以外にもシンバルスタンドやドラムスローン(椅子です)、ドラムペダル、ハイハットスタンドなどもハードウェアとしてありますので、ご参考までに🎶
ドラムを演奏するのに欠かせない物
ドラムセットという楽器を知ったところで、手でたたくわけにはいきません。
だって、手でたたいたら痛いですからねwシンバルなんて金属なんで、ケガしちゃうかもしれません。
そうです。ドラムスティックが欠かせないものですね。
逆に言えば、スタジオにドラムセットがあるところであれば、スティックさえ持っていけば演奏ができるというのもドラムの良いところかもしれません。
直径13㎜~15mm、長さ390mm~420mm といったくらいですかね?
私のオリジナルモデルは12.9mm/416mmのサイズの物です。チップ形状とショルダーの形状をちょっと調整していて、市販の物で同じのは無いですね。
というところで、スティックにもいろいろあるわけですね
まずは長さ
スティックでドラムを叩けば音が鳴りますが、叩き方やスティックの特徴によって音のニュアンスが結構変わります。
パッと聞いてわからないかもしれないんですけど、音楽全体で聞いたらちょっとしたニュアンスが違ってイメージの音楽にならないなんてことはザラにありますので、とても大事な楽器の一つなのです
その際にスティックの長さは音量や操作性などにもつながるので、選択する上での一つのポイントとも言えますね。
僕のモデルは416mmとやや長めの物です。その代わり、操作性をよくするため細めのスティックです。
12.9mmの細さのスティックはあんまりありません。
「細いと大きい音が出ないんじゃない?」って思われる方(おっしゃる方)が多くいますが、演奏している音を聞いていただければ一目瞭然。全然音量出せますので!それは叩き方のお話なので別のところで書きます
長く持てば遠心力でパワーが出せますしね。長い方が表現の幅はコントロールできるので採用した感じですね。
スティックのチップの形状
スティックの先の部分の丸くなってるところ(物によります)をチップと言います。
チップの形状によって、音の粒立ちが変わってきたりしますね。
円錐の形をしたものや俵の形をしたものや丸い物や色々あります。
リバウンドにも影響してきたりもしますが、チップだけですべてが決まるわけではないので、上達の過程で自分のベストのスティックを決めれればよいと思いますよ
練習場所の確保
さて、ドラムセットとスティックがあればドラムが叩ける!
しかしながら、ドラムはどこで練習すればよいのでしょうか?
自宅に防音スタジオがある人以外はすべてのドラマーの悩みですね。
リアルドラムで練習できる環境はなかなか難しいのです。
ドラムは基礎のリズムトレーニングが大事
ドラムセットでいきなり叩けたらそれは最高ですが、ドラムをたたくうえでも事前準備は必要です。
つまりは基礎知識、基礎トレーニングですね。
基礎練習であれば、練習用パッドを使って自宅でも練習が可能です!(ご近所さんには気を使いましょう!)
スネアドラムに見立てた練習用のパッドがたくさん販売されています。
ゴムのパッドやジェルのパッド、メッシュのパッドなどもあります。
僕のオススメはメッシュパッドにタオルを乗せるのがおすすめですね。
すごく消音されて、スティックも滑らない。メッシュパッドのままだと叩いたときにチップが滑ります。
へんな癖がつかないように、なるべく環境は良い様にしましょうね。
自宅でもセットで練習したい!って熱心な方には電子ドラムなども良いかと思います。
最近は電子ドラムも安くなりました…
しかもメッシュヘッドの電子ドラムが7万円台って…
20年前に30万くらい出して頑張って購入したのを覚えています。
電子ドラムの注意点
あくまでも音は作りものです!
電子ドラムでDTMを作るとか、トラックを作る、Youtubeのパフォーマンスに使うとかは良いですが、本来のドラムの音というのを忘れないようにしていただきたい。
音響工学の話まで行くと深すぎるので簡単にですけども、ヘッドを叩いて、ドラムの胴がなって、反対側のヘッドが振動して、部屋に音が広がって、壁に跳ね返って、他のドラムに共鳴して…
などと色々な要素が絡み合うのがドラムセットです。
例えば、スネアのスナッピーをオンの時とオフの時ではタムのなり方は変わります。だって一緒にスナッピーに共鳴が起こってますからね。
環境やチューニングによってもコントロールできて、幅広くサウンドが楽しめるのが生ドラムです。
一つの楽器でもいろんな表情を見せてくれます。
なので、電子ドラムで「正解の音」を決めつけてしまうのは想像力を狭めてしまう危険がありますのでご注意ください。
電子ドラムはそういう楽器と思って利用するのがおすすめですね。ちゃんと理解して使えばとても便利な楽器なので!
まとめ
ドラムセット、ドラムスティック、練習環境に関してご紹介させていただきました。
まだまだ、初心者の方は「最初の練習方法」「基礎練習ってなにすれば?」などなど疑問はいっぱいあると思います。
セッティングの方法もわからないかもしれないですよね?
これからドラムを始める人も増えてほしいと思いますので、この辺は情報を引き続き掲載していければと思います。
次回の投稿をお楽しみにぃ~~