こんにちは!
仙台ドラムレッスン、モーラー奏法普及プロジェクト参加講師の西川です。
今回はバスドラムの踏み方についてご紹介したいと思います!
レッスンの最初の段階で、ドラム初心者~上級者の方にかかわらず質問を受ける内容ですね
『バスドラってどうやって踏めばいいですか?』
たしかに!!僕も独学でやってた時にドラムマガジンや教則本を見ていろいろ試したのを覚えてます!
まぁ、K’sMusicで習ったら全然違うかったんですけどね。
皆さんはダブルの踏み方とかが気になる方が多いかと思いますが、バスドラの踏み方の話は初なので、まずは基本の踏み方(大音量対応)をご紹介します!
バスドラの踏み方は何パターンかある!
まず最初にお伝えしたいのは、回転原理や重さを使ったバスドラの踏み方は何パターンもあります!
内回転させて踏む方法や外回転で踏む方法。
もちろんその両方の組み合わせもあります。
回転の奏法でも利用するのですが、ペダルのスプリングを利用した奏法。
足の筋を使ったり、脚の重さを使ったり、喧嘩上等の前蹴りをしてみたりと!
一般的なヒールダウンとかもですね!
出したい音や演奏するジャンルにやって、使い分けられればと思いますが、今回のはジャンルで言えばロックかな?
僕自身はHouseの4つ打ちやSoulのベタっとした感じを出すときにも使ってますね。
まぁ、身体の使い方は一緒ですが、少しのコントロールをしてあげればバリエーションも広がりますね。
では本題!
空き缶潰しを応用してバスドラを鳴らしきる!

空缶をつぶしたことはありますか?
左の画像のように、縦にクシャッとなるように踏みつけてつぶしたことがある人は多いと思いますがいかがでしょう?
経験がある人は思い出してみましょう!経験がない人はアルミ缶でやってみてください!350ml缶ね!500mlでもいいですけど、キレイにつぶれないかも?
空缶をつぶすときに、体重ってどこに乗ってます?
例えば、右足で踏みつぶすとしましょう。
その時、体重って左足に乗ってて、身体を支えてますか?
それとも、右足に乗せて、空缶に身体の重さを乗せてますか?
多くの人は後者「右足に乗せて、空缶に身体の重さを乗せる」ですね。
じゃないと、キレイにつぶれない。
しかも空缶へ行く重さがなるべくまっすぐ行くように、身体の軸も空缶寄りになってると思います。
さてさて。すでに答えですね。
バスドラムペダルにも同じように乗せれば、乗せた重さ分だけのエネルギーが行きます!
全体重を乗せなくても、脚の重さだけでも数キロ!十分な音量がでますね!
ドラムの椅子にしっかり座ると難しい
重さを乗せるためには体重移動が大切ですね。
しかしながら、ドラムの椅子にしっかり座ってしまっている人には難しいのです!
なぜか?それは椅子に乗っかってしまっている重心をわざわざ動かさなくてはならないからです。
椅子から立ち上がるときに『よっこらしょ』って言って立ちますよね?(←おっさんだから?)
その時、しっかり座っていると『スッ』っとは立てないと思います。
重心の移動を足の方に行って、ワンテンポ遅れて立ち上がりますよね。
その時と一緒!
ドラムの椅子にもしっかり座っていたら、キックを踏むときにわざわざ重心移動をしないといけない!
その動きが遅れにもなってしまうし、無駄な動きの発生です!
最初っから、足に体重を乗せておけばいいのですね!
つまり、キックの右足(一般的な右利きの方として)、ハットの左足、椅子の三点でバランスをとっている状態が良いのですね。演奏中はですよね?
休憩中は座ってていいです。
その状態になっていれば、重さは常にかかっているので、そのまま空缶を踏みつぶしちゃえばしっかりと音が出ます!
無理に脚を持ち上げたり、踏み込みの動作をしたりする必要はありません。
ポンタさんも以前におっしゃってましたが『ただ落とすだけ』なんですね。
ペダルと足の関係の重要なワンポイント
最後に1つポイントをご紹介!
ペダルのフットボードと足は常にくっついていますか?
これ、良くないです。
空缶踏みつぶすときに、空缶から足を放しますよね?それと一緒。
フットボードに足がくっついたままだと、ビーターの振り幅は可動域の半分にもいかないと思います。
その状態だと、足首を脛の筋肉が痛くなるくらい持ち上げるか、足自体を持ちあげっぱなしにするかになってしまいますよね?
それは疲れます。
フットボードと足は離れた状態になると思ってもらってOKです!
では、今回の記事も参考にしてもらえれば幸いです!