モーラー奏法とは?
東京・仙台ドラムレッスンでは、アメリカのドラマーの中では一般的なモーラー奏法を基本としてレッスンを行っています。
以前よりドラムマガジンや色々な場面でモーラー奏法について解説がされていますので、聞いたことがある人も多いと思いますが、「じゃぁ、いったいモーラー奏法って何なの?」「普通の叩き方と何が違うの?」と思われている方の為に、説明のページをご用意いたしました。
普通のドラムの叩き方とは?
Youtubeが一般的になり、海外のトップドラマーの演奏を日常的に見ることが出来るようになりました。
最近の若手ドラマーさんを見ていると、所謂日本独特の奏法は減少してきているように思います。
20年前くらいでしょうか?正しいとされていたドラムの叩き方のポイントが以下の通りです。
- 脇をしめて叩く
- 背筋をまっすぐ伸ばして叩く
- 身体の軸はブレないようにする
- 手首で叩くため、手首を鍛える
- ダブルストロークの2打目は握る
- スティックは真っすぐに振り下ろす
などでしょうか?もっとあると思いますけども、パッと思いつくのがこんな感じです。
もちろん当時ドラム初心者の私も「それが正しいのだ!」と思って取り組んでいました。
上のリストで意識して取り組んでるものがある人はいますか?
もし、そのような方がいらっしゃったら、ドラムの叩き方を見直してみたほうが良いかもしれませんね。
ドラムを叩く事で怪我をしたり、音楽的に良くない音やグルーヴが染みついてしまうかもしれません。
モーラー奏法の基本原理
場所が変われば”普通”というのは変わりますので、普通のドラムの叩き方と言うとアメリカではモーラー奏法の原理の方が「普通の叩き方」と言われるかもしれないですね。
モーラー奏法の歴史に関しては別で書くとして、あくまでも奏法の名称です。大切なのは基本の原理ですね。
まずは三つ
- 回転の動きを使って叩く
- 重さを使ってエネルギーを生み出す
- 脱力した状態で演奏する
簡単に言い過ぎですかね?大きく言うとこの3つ。
必ず生徒さんにも初回のレッスンでお伝えしてます。
ちなみに、この3つをバラバラに行っても出来ません。全部同時に行って成立するので、「回転の動き使えたぁ~」って思ってる人は注意しましょうね。
動きはあくまでも動きです。動きを取り入れるのは目的ではなく手段です。あくまでも音楽に結びつかないと意味が無いですね。
では、それぞれについて詳しく解説していきましょう!