どうも。東京・仙台ドラムレッスン講師の西川です。
ドラム歴で言うと30年を超えるボクですけども、ドラム演奏における悩みは無くなりません。
まぁ、どちらかというと音楽(楽曲)に対するアプローチのところの悩みが山積みな感じですが…
自分の悩みについて考えながら、ふと「生徒さんやドラムをもっとうまくなりたいと思っている人はどんな悩みが多いんだろうか?」と洗い出してみたくなったのでこちらのページに書き出してみました!
ドラマーの技術的な悩み
楽器演奏全般的に言えますが、ドラムを演奏するには普段の生活では得られない技術が必要となりますね。
そんなわけで、まずは技術的な悩みの部分をピックアップします!
- リズムが安定しない
- 速い曲が叩けない
- 複雑なフレーズが叩けない
- 音色のコントロールができない
ぼくのドラムレッスンに通われる方の最初の悩みに多くある項目だと思いますね。
レッスンではドラムを叩く際のコツに関してお伝えする事が多いですが、技術的な悩みの多くはコツで解消されることが多いです。
例えば、複雑なフレーズが叩けない時に多くのレッスンでは「ゆっくりからだんだん速くしていこうねぇ~」なんてことはあると思いますが、ドラムのフレーズによっては
- ドラムを叩く手順を変える
- 周りの演奏のフレーズを意識する
- 音の聞き方を変える
- フレーズの歌い方を変える
なんて事であっさり解決しちゃうこともありますよ🎶
もちろん、ゆっくりから速くでフレーズに慣れるというアプローチもしますが、それって本当に曲の中で活きてきますかね?
ちゃんと自分のフレーズをただの手順だけで終わるんじゃなく、歌えるようにしておくことで音楽的に良いフレーズになり、リズムも安定してくるようになります👍
ドラマーの体力的な悩み
ドラムは全身運動だ!筋トレをしましょう!
なんてことは言いません。ドラムって楽に演奏できる楽器なのしってますか?
しかも、ぼくの場合はデスクワークだと肩が凝ったり、腰の調子が悪くなったりしますが、リハやスタジオに行ってドラムを演奏するとコリがほぐれて調子が良くなることも多々あります。
そんな一方で、初心者の方などは以下の悩みを抱えられてたりしませんか?
- 長時間叩いていると疲れる
- 腰や背中が痛くなる
- 腱鞘炎などの不調が出る
- 曲の途中でリズムについていけなくなる
- スタジオの後は筋肉痛
一般的に言われている事をまずお伝えします。
ドラムをたたくときはリラックスした状態で演奏しましょう!
まぁ、正論ですね。ただし、リラックスして叩くにはどうしたら良いの?っていう根本的な解決法が言われないことが多いですね。
では、同のようにするか?をお伝えします。
ぼくのレッスンを受けてもらって、奏法改善をしてください!!
まぁ、正直そうしてもらうのが解決が早いのですが…皆さんのご都合もありますからね。
まず、以下の内容を試してみてください!
グリップを見直す
親指と人差し指でギュッと握っていませんか?
思いっきり握ってみるとわかると思うんですけど、二の腕にも力が入ると思います。
指先だけに力を入れてるつもりですけども、身体の筋肉は繋がっているので、指先だけの力みで体全体にも緊張が広がるわけですね。
たかがグリップ!だけど、身体全体を緊張させてしまうんです。
ギューッと力んだ状態で動き続けてみてください。疲れませんか?
筋トレやダイエットには効果的かもしれませんが、音楽にはその緊張は必要ありませんね。
加えて、音質も変わってしまいます。硬くて、短い音になります。
もちろん、そういった音質が必要な場面もあるので、使う事が出てくるかもしれませんが、曲中に1小節ずっと堅い音をつかうというのはまず稀ですね。
また、同じような音質を出すために、力まないで叩く方法もあります。それは別でご紹介しますね。
手首の動きを確認する
振り上げる際に、手首がそってませんか?
スティックを持った状態で手首をそらせると、腕が緊張するのがわかると思います。
グリップを柔らかくしても、手首を上げるだけで緊張しちゃいますね。
せっかくグリップの緊張を無くすことが出来ても、振り上げの度に腕が緊張してたら意味が無いですね。
なので、スティックの上げ方を見直しましょう。
この辺はモーラー奏法につながるところになってきますが、回転を使って振り上げる感じですね。
リズムを身体で出す
初心者の方には非常に難しい事だと思いますが、上級者の方でも小手先で叩いちゃってる方もいますので、めちゃくちゃ重要なポイントです。
先に説明した通り、身体は繋がってます。
足でリズムを出すと、全身が動きます。歩く時に足だけ動かすなんてことは無いですもんね?
それとは逆で、頭を動かしても全身が動きます。これを知らない人(意識出来てない人)が非常に多いです。
なので、リズムに合わせるのは腕の動きや手首で合わせるのではなく、身体ので合わせるのがおすすめです。
手とかは細かい調整などするくらい思っておくと良いでしょう!
そうすると、腕などに力を入れなくても叩けるのがわかってくると思います。
負担が減るので体力面でも楽に演奏できるようになりますね!
まとめ
まだまだドラマーの悩みはあると思いますが、ドラムを始めた人が次のステップに進めなくなってしまうようなポイントをピックアップして記事にしてみました。
いかがでしたでしょうか?
参考にしていただき、今後のドラム演奏、音楽を楽しんでいただければと思います。