東京・仙台ドラムレッスンの講師をしてます。西川です。
K’sMusicのモーラー奏法普及プロジェクトにも参加してます!
さて、本記事では以前より目にする「ドラムをたたく時はリラックスしてね!」という内容についてです。
いろんな方が、「スティックは握りこまないように」だとか「演奏中は力まないように」だとかX(旧twitter)などでおっしゃっているのを見かけますね。
ほんとにリラックスした状態のまま演奏しても良いものか?疑問に思われる方もいるんじゃないかな?と思います。
リラックスした状態がベース
モーラー奏法を教える中でも、力まないで、力を抜いて、リラックスしてぇ~って僕自身もドラムレッスンに通われている生徒さんには言っています。
ただし、直接レッスンに来ていただいているので、演奏スタイルや現状の演奏レベルが、求める音がわかる状態なのでそのように伝えることが多いです。
ドラムレッスンの生徒さんであれば、様子を見ながら補足をすることが出来るからですね!
ただ力を抜いただけの状態で、ドラムを演奏してみたらどうなるでしょうか?
まずは、想像してみてください。
ベースとしてリラックスした状態であるのは良いと思います。
ただし、演奏中ずぅ~~~~とリラックス(力を抜いている)感じだとどうでしょうか?
グリップの話と繋がる
まず、力を抜いた状態の説明として簡単なのがグリップですね。
ゆるぅ~くスティックを思って、ふにゃぁ~っと叩いてみましょう。
ボヤっとした感じの演奏しかできない方が多いのではないでしょうか?
人によっては、音量も出せなくなってしまう方もいるのでは?
身体の使い方を知った上で、ゆるいグリップで音を出す事は可能になるのですが(※手首とか使わないので!)、知らないとボヤっとした音のままになってしまいます。
では、「スパンッ!」って感じのヴィニー・カリウタみたいな?(※主観です)音を出したいときにはどうするの?って思っちゃうわけですね。
まぁ、グリップを変えたりして出せちゃうんですけども、「力んでる」とはちょっと違う身体の固め方があったりします。
リラックスとはちょっと違うと思うんですよね。
出したい音によって、身体の使い方は常に変化していくもんだと思ってもらった方が良いと思います。
そうすると、演奏中って身体が安定している状態ではなく、常に動いている状態と思ってもらった方が良いです。
※安定している=「身体がキチンと固定されている」事としています。
瞬間の力みでドラムの音にメリハリ
常にリラックスした状態が正しいわけじゃないという事です。
アクセントを付けたいとき、ハイハットのフレーズをおもしろくしたいときなどなど
色々、ドラムで表現を付けたい場面があると思いますが、そんな時にゆるいグリップの状態だけだと出せない音があるわけですね。
その一瞬だけ力む事は別に身体の負担にはなりませんし、筋肉的な負担がとても大きいわけではないです。
まあ、加減がわからないって声もあるんですけどね…
とどのつまり、何が言いたいかって、
ただ「リラックスしてやりましょうねぇ~」って言うのをそのまま真面目にやっちゃうと表現に面白みが無くなるかもしれないですよぉ~って事です。
ドラムはコツを知れば、どんどん上達します!
いろいろな情報から自分の表現にあったテクニックを身に着けていきましょう!
ショートカットしたい方は東京・仙台ドラムレッスンにご連絡ください。